Atelier 制作行程の紹介

制作工程

救世舟乗観音
くぜふなのりかんのん

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檜材

使用する檜は木曽檜の天然木です。大きさは、本像完成後に安置する厨子の大きさとのバランスを考慮して、縦6寸(約18cm)・横7寸(約21cm)・高さ1尺(約30cm)を用意しました。

檜材の画像

古版画

戦後間もないころ、残念なことに厨子内に安置されていた救世舟乗観音像が行方不明となってしまいましたが、 厨子の中には、像を模したとおぼしき版画が納入されていました。これが今回の新規復元制作の原画となります。

古版画の画像

荒取り

原画となった古版画をもとに、立体のイメージを頭の中で描きながら荒取りします。

荒取りの画像

荒彫り

さらに彫り進めます。

荒彫りの画像

小造り

少しずつ表情が現れてきました。

小造りの画像

小造り

アトリエに綺麗な光が挿し込んできたので、その場の雰囲気を撮影してみました。

小造りの画像

小造り

天衣を取り付け、持物となる櫂(舟を漕ぐオール)を持つ手の準備をします。この画像で像が持っているものは、竹を細く割いて造った棒で、手の穴を調整するための仮のものです。

小造りの画像

納入品

胎内納入品として平等院神居文彰住職よりお預かりした由緒書きと椿種です。内容を知りたい方はメールでお知らせ下さい。

納入品の画像

納入品梱包

それぞれを手漉き和紙で包みました。

納入品梱包の画像

納入状態

椿種は頭部、由緒書きは体幹部の内刳り部へ納めました。
向かって右側(背面側)の内刳り面に見えるのは、「村上」と「清」の焼き印です。

納入状態の画像

仕上げ彫り

風に たなびく結紐を耳の後ろから肩越しに取り付け、櫂を持たせました。
仕上げ彫りに出る木屑の量は、吹けば跳ぶほど小さく少なくなります。細かい作業で目が疲れます。。

仕上げ彫りの画像

古色付け・最終仕上げ

古色を施して風合いを出し、頭光と櫂を取り付けて完成です。
漆を塗った後の状態を撮り忘れてしまいましたので、いきなり彩色後の画像になってしまいました。
この後、修理を終えた厨子内の舟に固定します。

古色付け・最終仕上げの画像

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